劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語 [後編] 永遠の物語

いやあ、ネタバレにならないように、出来るだけ事前に情報を得ないで劇場に足を運んだのですが、これ、両作とも総集編だったのですね。
てっきり、新エピソードが、少しは挿入されると思ってました。
(ちょうど、エヴァ新劇場版の序と破みたいに)
本シリーズは、テレビシリーズ全話見ているので、この映画をストーリー面で語りだすと、基本的にテレビシリーズの感想となってしまいます。


基本的に、よく出来てるなあ、と言うのが印象です。
物語の根幹となる謎、そしてその見せ方。
いわゆる魔法少女ものの御約束を下敷きにして、そのちゃぶ台をひっくり返しているわけですが、そのひっくり返し方が面白い。
アメコミヒーローものの御約束をひっくり返した、ウォッチメンとは別方向ですが。
ウォッチメンはアメコミヒーローに対する皮肉がありますしね)


また、最後の落ちの付け方もすばらしい。
決して、主人公二人の努力が無駄にならないように、
そして、彼女ら二人を取り巻く状況に上手く即した、形で結末を導いている。


恐らく、本作がいきなり劇場版で作成されたら、
隠れた名作として、隠れたまま評価されたでしょう。
そういう意味では、テレビシリーズで良かったなと思います。


ほぼ、テレビシリーズ通りですが、映画では「冒頭の主人公二人が夢で出会うシーン」や「マスコットキャラクターのキュウべぇが、作中の重要アイテムであるグリーフシードを取り込むシーン」など一部のシーンが省略されています。
オリジナルストーリーの劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 が今から楽しみです。


しかし、wikipediaまどかマギカの項が凄い情報量だ。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%AD%94%E6%B3%95%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%8B%E2%98%86%E3%83%9E%E3%82%AE%E3%82%AB&oldid=44593617