脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1) (新書)
今回読んだのは、この本です。
- 作者: 林成之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/09/30
- メディア: 新書
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基本的には、悪い習慣をあげるとともに、
逆に良い習慣を身につけましょうというのが
この本の内容です。
大筋で、世間一般で悪いとされる習慣を
悪い習慣として取り上げています。
ですが、これはこの本に中身がないという意味でなく、
その習慣が脳専門の医師の目から見て
どのように悪いと結論づけられるかが説明されており、
十分に内容のあるものだと思います。
しかし、全般的に文章の構成があまり上手くない気がします。
本全体どころか、章のレベルでも一つの一貫した
ストーリーが描けていないような気がします。
ですが、その内容は興味深いものですので、
読みづらさに負けずに読む価値はあると思います。
主観を含めたまとめですが、
- 悪い習慣1 「興味がない」と物事を避ける
- 出来るヤツは、いろいろなことに興味を持ちますよっと
- そもそも、脳の本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」なので、物事に興味を持つのは自然
- 悪い習慣2 「いやだ」「疲れた」と愚痴を言う
- 好きでなければ、興味もわかない
- 表情を明るく! 感動する! ポジティブな言動をする!
- 悪い習慣3 言われたことをこつこつやる
- 物事を達成できる人は、「自分が出来ていない点」を具体的に説明できる!
- こつこつやるより、一気に仕上げる方が成功しやすい。
- 「だいたい出来た」「そろそろゴールだ」という考え方は、危機感を鈍らせてしまい、折角のパフォーマンスを出し切れない
- 「まだ完全ではない」「ここからが勝負だ」と考える
- 「無理かもしれない」もパフォーマンスを落とす。
- 目的と目標は分ける
- 目的は抽象的でもOK(ex. 自然環境を守る)
- 目標は具体的・数値化可能なもの(ex. 1年に木を百九本植える)
- 目標はころころ変えない(目標を軽んじる癖がつく)
- 主体性を持つ方が成功しやすい。上に立つものは下にマニュアルを渡すな
- ここぞというときは、リラックスするのでなく、適切な緊張感を持つ
- 「がんばれ」より「ぶっちぎりで勝て」のほうが、選手に主体性を持たせやすい
- 悪い習慣4 常に効率を考える
- 繰り返し考えることが独創性を生む
- でも、詰まったら4日ほどおいてもう一度考えると言うことも大切。ねてる間に考えが整理される
- ブログや日記を書いて考えをまとめることも大切
- 沢山の本を一回読むより、少数の良い本を繰り返し読むことが大切
- 悪い習慣5 やりたくないのに我慢して勉強する
- 興味を持って、覚えてください
- ストーリーを含めて覚えると覚えやすい・
- 完璧に覚えたか否かのクライテリオンは、「人に説明できるか」「3,4日たって思い出せるか」
- 悪い習慣6 スポーツや絵などの趣味がない
- 空間認知能は、数学の能力とか他にも影響するので大切
- 姿勢を良くすることも大切
- 空間認知能を良くするには、スポーツ・絵画
- 字を丁寧に書くことも空間認知能によい。
- 絵を描くのが下手な人は、格子を手本絵にくっつけて、格子のついた白紙に模写すると良い
- リズムも大切
- 良くしゃべることも大切
- 悪い習慣7 滅多に人をほめない
- 情熱を持って話しをする
- 空気を読む
- 人をほめると、自分の脳も喜ぶ
といった感じでした。