あなたもいままでの10倍速く本が読める

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というわけで、
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
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この本で紹介されていた「フォトリーディング」に関する本を読んでみました。

基本的には、1〜2ページ/秒の速度で眺めていくと、頭の無意識の部分に写し取られるので、それを後から思い出そうとしたり、あるいは2回目に読むときに高速に読んでも重要な部分が分かったりするという事だそうです。


なかなか、怪しげではありますが、こんなことがうまくいけば、それに越した事は無いのでやってみようと思います。
今のところ、そこまでさくさくは読めませんが、気長に練習しようと思います。


とりあえず、フォトリーディングの流れをまとめると、(カッコ内はだいたいが私の私見か、私なりの理解)

  1. 準備
    • 読書の目的を明確化
      (どの程度の知識を得たいか、どんな問題を解決するために読むのかを意識する。)
    • リラックスした集中状態に入る
      (みかん集中法。この後頭部に意識を集中されるやり方は、他でも聞いた事あるし、それなりに効き目がある気がする)
  2. プレビュー
    • プレビューは以下の3ステップからなる
      1. 調査
        (全体の構成を概観する事。まあ、章立てとかを確認するというような意味で考えれば、通常の読書でもよくあること。よく前書きなんかに各章の関連が説明してあったりするので、そういうのにもざっと目を通したりするのだろう)
      2. キーワードの発見
        (通常の読書でも、重要そうな単語はあらかじめ確認しておきたいところ)
      3. 読書方針の再検討
        ("準備の段階で考えていた目的"と"目の前にある本によって得られそうなもの"とが、どれほどの違いがあるのか無いのかなどを確認するんでしょうかね。)
    • あんまプレビューに時間をかけないように。初心者はプレビューの代わりにポストビューをしても良い。
  3. フォトリーディング
    • フォトリーディングは以下の6ステップからなる
      1. 準備
        (目的意識の明確化。またかと思われるかもしれないが、何となく本読むのは、それだけで害悪ってことなんでしょーねー)
      2. 高速学習モードに入る
        (これは訳が酷いのか、なんだか知らないけど、何やら非常に怪しげに聞こえるなあ。「"高速学習モード"って言われてもなあ……」というのが本音。ただ、基本的には「リラックスしつつ集中し、自分が素早く学習できると自己暗示かけましょう」という事だと思うので、語感ほどには怪しい事ではないとも思う。塾でバイトしてて思ったけど、やっぱり自分には能力があると思い込む事は結構実際の能力に影響を与えますよ。)
      3. アファメーション/肯定的暗示をする
        (「フォトリーディング中は集中している」「フォトリーディングで○○について理解を得る」等と自己暗示を書けるという事でしょう。まあ、プラス思考は大切です。自己ピグマリオン効果。)
      4. フォトフォーカス状態に入る
        (高速学習モードに比べればかなり具体的な記述があります。基本的には(風景画でも見るように)ページ全体を眺めつつ集中するという事です。とは言え、やってみるとそれなりに難しくはあります。)
      5. 安定したテンポでページをめくる
        (読めば分かりますが、この時点で1〜2ページ/秒でめくっていきます。呼吸を整えテンポ良く眺めていくという訳です。)
      6. アファメーション/肯定的暗示をする
        (また出ました。アファメーションです。基本的には、今やったフォトリーディングによって頭に知識が入った事を自己暗示します。)
    • プレビューが少なかった場合は(あるいはそうでなくとも)ここで、ポストビューを行います。10-15分ほど流し読みしてキーワード等に着目し、どんな事を本から知りたいか列挙しておきます。(本文中の表現だと「質問事項を用意する」)
  4. アクティベーション
    • アクティベーションフォトリーディング+ポストビューの数分後、理想的には一晩後に行う。
    • まず始めに、脳に問いかける。
      (その本を通じて知りたかった事は何なのか、何が疑問なのか、要点は何なのか、を明確にする/意識しておくという事だと思います)
    • 「スーパーリーディングとディッピング」か「スキタリング」
      • スーパーリーディングとディッピング
        1. スーパーリーディング:飛ばし読みして、先ほどの目的に合致した部分を探す(横書きならば、縦に指でなぞっていくほどのスピード)
        2. ディッピング:飛ばし読みして見つけた部分を、それなりに拾い読みをする
      • スキタリング(これは、飛ばし読みというよりは、斜め読みの類だと思う)
        1. 文章の題名。副題。序文をチェック
        2. 文章の最初の段落をいくつか読む
        3. スキタリングを開始する段落の最初の文章を読む。
        4. その段落の最初と最後の部分を除いた部分を、ランダムに目を通し、重要な単語を探す。
        5. 段落の意味がはっきりしなかった場合は、最後の文章も読む。
        6. 同様にして、続く段落も読んでいく。
        7. 最後の数段落だけは全て読む
        8. (あれば)要約を読む
        9. 内容を振り返り、考える。
        10. 読んだ内容について、自分で簡単にマインドマップを作る
    • マインドマップを作って、まとめる事をお勧め。
  5. 高速リーディング
    (文章の最初から最後まで、中断せずに一気に読む。適宜速度を調整する。(要は流し読み))

フォトリーディング(1-2pages/secで眺める)という部分以外は、それほど妙な事は言ってはいないと思います。若干、精神論臭いところもありますが、やはり自信を持ってトライするのとしないのでは、結果も少しは違うのではないでしょうか。

あと、シントピックリーディング(同分野の本をたくさんフォトリーディングする)というのもあります。一応、目次部分だけ引用すると

  1. 目標設定
  2. 文献目録をつくる
    (読みたい本のリストアップ)
  3. アクティベーション24時間前に、選んだ本全てをフォトリーディング
  4. 1枚の大きなマインドマップを作る
  5. 関連箇所を見つける
    (適宜、選んだ本をスーパーリーディング/ディッピングする)
  6. 自分の言葉で要約する
  7. テーマ(主題を見つける)
    (各著者の見解について比較検討する)
  8. 論点を定義する
  9. 自分自身の見解を導く
  10. 活用する

とりあえず、この本で学んだのは、やはり本を読む時は、だらだら読んで、しかも読みっぱなしにするのは非効率的であるということ。だから、読む前に目的を意識し、読んだ後はその内容をまとめておく事は重要であるという事でしょうか。(平凡でスミマセン