26世紀青年

大変おもしろいB級映画(といって良いかはわかりませんが)です。
最初のモキュメンタリー風味の世界観の導入部もかなりイカシテました。
主人公の成功が、途中かなり危うくなるのですが、その辺のもどかしさも含めて
結構おもしろかったです。世界観の設定勝ちの面もかなり大きいのですが。
しかし、本邦劇場未公開なんだよなあ。皮肉的なコメディだからかなあ。

トランスフォーマー/リベンジ

いま思い返すと、実写トランスフォーマーシリーズの中では、
一番おもしろかったかも。
シモンズ捜査官(訳ではエージェントシモンズだったかな?)が格好良かったです。
艦隊指揮官(ワイルダー艦長かな)を一喝して、レールガンを撃たせるところとか。
ちょっと記憶が不確かかも。

猿の惑星:創世記

これはかなりおもしろかったです。


ただ、作中で誰に感情移入して見るのか、誰の視点で見るのかで、
若干感想は異なるかもしれません。


とはいえ、「人間側主人公」も「猿側主人公(シーザー)」も基本的には、
一定の自己実現をするので、楽しく見れるでしょう。


ただ、猿側(含むシーザー)の成功条件が
早めに「明確に」提示された方が良かったと思います。
とにかく「森に逃げ込めば良いんだ」というのを
ハッキリと、シーザーに語らせた方がよいと思います。
猿園に投げ込まれた直後で。
(ひょっとするとそういうシーンがあるのかもしれませんが)
森の方を眺める描写はあったと思いますが。


あと人類が衰退する原因に関しては、
あの、明確でない描写で良いと思います。
結構、伏線を上手く使ってますし。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

これ、確か、劇場で見たと思ったんだが。


まあ、つまらなくはないですよ。


しかし、なんなんだろな。
やっぱり、主人公が置いてきぼりな感があるのかな。
ちょっと印象に薄いですね。

エンジェルウォーズ

おもしろくないとは言わないが、ちょっと人を選ぶ映画だとは思う。


「パツキン女子高生がSF的世界観でスーパーバトル」といった感じの惹句が
米国公開時から騒がれていましたが、その点では、全く期待を裏切らない出来でした。
そういうガジェット的おもしろさは、かなりのものでしたが、
それとは別のストーリー的な面白さというのは、あまり無かったと思います。


というと、ちょっと、曖昧な表現ですが、
「バトルに勝つカタルシス」は、それなりにありますが、
「主人公がストーリーを通じて経る体験から来るカタルシス」に関しては
ほぼ無いと言って、差し支えないでしょう。
基本的には、主人公の客観的立場は不幸なままですしね。


もちろん主人公は主観的には、仲間を救うことが出来、
一定の「ストーリー上の成功」を得ているのですが、
何が、「ストーリー上の成功」なのかについて、
ストーリーのかなり後になって(唐突に)提示されるので、
視聴者にとっては、それが主人公が目指すべき成功として受け取れないと思います。


ただ、「誰の夢なのか」についての、最後のどんでん返し的ネタはかなり好きです。

カプリコン・1

これは、或る程度ストーリーを知った上で見てしまった為か、
若干退屈に感じてしまいました。
特に、途中の再突入失敗まで事前に知ってたのが良くなかった気がします。


でも基本的には、展開が遅いと言うことも無く十分楽しめました。
強いて言うと、敵側(ケロウェイ博士たち)があまりにも
漠然と表現されているので、若干リアリティが低いように感じてしまいました。
あとヘリがあんなやり方で墜落出来てしまうのは、
ちょっと安易すぎないかとは思いました。


そうそう、コールフィールドの恋人のジュディはちょっと可愛かったですね。
(困ったときには優しくしてくれる的な意味で)


確かに事前情報通り、SFと言うよりは政治ドラマですが、
結構SF好きの人も楽しめると思います。
最後のシーンのスローモーションがくどかったですが、おおむねお勧め出来ます。

ガタカ

SFというより、ヒューマンドラマと言う前評判でしたが、まさにその通り。
最後の医者(Lamar)との会話がちょっとカタルシスあったね。


Ireneが、髪の毛を手放すのは、お約束と言えばお約束の演出なんだろうけど、
これも割と良かった。
でもIn-validを気にしないという表現では、上記Lamarとのシーンの方が好き。
きっと、Lamarのほうが意外性があったからじゃないかな。
Ireneのほうは、そこに至るまでで、なんとなく許してくれそうな感じがあったし。


あと、個人的には、Antonとの決着を付ける最後の遠泳のときには、
Antonから主人公が認められるシーンがあった方が良かったような気がする。
まあ、基本的には主人公が逆境に負けず夢を達成すると言う話だったんだし、
主人公に自分を重ねて見るタイプの見方をされるものなので、
肉親からも祝福されて夢を達成したという形にした方が良かったんじゃないかな。


あと、ユマサーマンはアップスタイルの方が可愛く見えるんじゃないかと思いました。


ハッピーエンドで、それなりに面白い(≒味わい深い)ので
ハラハラドキドキを求めないでみれば、
結構満足感高いと思います。